縁にこしかけ風を感じるとき 雨上がり土が香るとき 虫の囁きを聴きながら眠りにつくとき 霧の合間から朝陽がさすとき 今日は暑いね川へ行こうかと話すとき 蛍と星がひとつになるとき 採れたての野菜を持って台所へ向かうとき 庭の柿がたわわに実ったとき 山に沈む夕陽を見ながら散歩するとき すすきが黄金に色づくとき 焚木の煙が家を満たすとき 雪の白さと静けさに気付いたとき ひびのひとときを大切に心に貯める 日々は暮らしのほうせきばこ
富田晨
二○一七 京都工芸繊維大学造形工学科デザイン建築学過程卒業
二○二○ 京都工芸繊維大学大学院建築学専攻修了
二○一八〜二○一九 STŪCHELI ARCHITEKTEN(スイス)
二○二○〜二○二三 木村松本建築設計事務所
二○二三〜 日々を設立
富田祐紀
二○一七 京都女子大学家政学部生活造形学科(建築)卒業
二○一七〜二○二○ 美山茅葺株式会社
二○二二 京都府立陶工高等技術専門校卒業
二○二二 京都市産業技術研究所にて釉薬の研究
二○二二〜二○二四 市川博一に師事
二○二三〜 日々を設立